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佐藤 壽三郎

Author:佐藤 壽三郎
1947年8月生まれ

趣 味 囲碁・歴史考察・墨書

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千曲のかなた: 須坂市議会議員 佐藤壽三郎
「千曲のかなた」の由来は、郷土が全国に誇れる大河 「千曲川」と、千曲川のかなたに連なる信濃五岳、北アルプスや四方の山並を超えて遠望する私のねがいです。  「千曲のかなた」を通じて私は故郷から巣立った青年たちに熱いエールと郷里の情報をおくり続けます。「ふるさとは永久に緑なりき」と・・・
思い出多き白馬岳だけに
まさか白馬の大雪渓が

10月19日付の信濃毎日新聞に「北アルプス白馬岳(2932メートル)への主要登山ルートの白馬大雪渓が雪不足の影響で9月から通行止めになっているのを受け、北安曇郡白馬村などは18日、大雪渓を迂回(うかい)する新ルート整備の検討に入った。例年なら一年中残る雪渓の大部分が解け、来年以降、秋の登山シーズンに登れない可能性があるとみている。来年5月にも新ルートの現地調査をする方針を決めた。」(出典:信濃毎日新聞)との記事が掲載された。

私が高校時代に登山の魅力を知ったのは、有志を募って先生と登った白馬岳であった。
白馬村の民宿に一泊した一行は、早朝宿を発ち、猿倉に出て樹林帯をぬけて大雪渓に到着。ここで登山靴にアイゼンを着けて一歩一歩雪渓に爪を食い込ませたかを確認しながら歩みを進める。登山靴にアイゼンなどなくして、近郊の俗に高山と言われる登山をこなして来た私にとって、アイゼン装備の雪上登山は始めての経験であった。大雪渓の雪の厚みが30mもあるとは知らなかったが、冷気が湧き立つ雪渓をクレバス(深い割れ目)に注意しながら登ったが、谷間には異様な景色が展開していた・・・

大雪渓を登り終え、更に高所にある小雪渓を登り終えると、杓子岳の大岩が落ちてこないかと思えた。お花畑の登山道の道すがらは今でも瞼を閉じるとつい昨日登山したかのようにありありと蘇る。同行の女子同級生がお花畑に群生していた「チングルマ」が痛く気に入ったようで、「チングルマ・チングルマ」と登山の最中ずっと花の名を口にしたことが思い出される・・・

白馬山荘での夕餉の語らい。翌朝の山頂での御来光を眺め、一行は白馬岳から小蓮華山を目指した後坂を下り、白馬大池の岸辺を伝わり、又々石を積み重ねたような乗鞍岳から、更に栂池高原を経て下山したルート記憶は消え去ることが出来ない宝である。思えば凡そ50年の歳月が流れた・・・

処で、万年雪が融けている情報は何時からであっただろうか思い出せないが、大雪渓に異変が生じているらしい記事は読んだことがある。白馬の大雪渓での人身事故があったことも記憶に新しい。

地球規模の自然破壊がここまで、しかも人里離れた谷間にまで及んでいることの証しである記事を読んで心が痛む。
蘇れ北アルプス。蘇れ白馬の大雪渓。大雪渓を子々孫々のために蘇えさせねば、われわれは後世の子孫から「自然破壊の主犯」としての汚名を残すこととなる。


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