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佐藤 壽三郎

Author:佐藤 壽三郎
1947年8月生まれ

趣 味 囲碁・歴史考察・墨書

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千曲のかなた: 須坂市議会議員 佐藤壽三郎
「千曲のかなた」の由来は、郷土が全国に誇れる大河 「千曲川」と、千曲川のかなたに連なる信濃五岳、北アルプスや四方の山並を超えて遠望する私のねがいです。  「千曲のかなた」を通じて私は故郷から巣立った青年たちに熱いエールと郷里の情報をおくり続けます。「ふるさとは永久に緑なりき」と・・・
信州高山・牧の急坂
信州高山・牧の急坂

扇状地は坂また坂である。扇状地の始点即ち標高の高い箇所に行くほど、坂は急峻な山坂となり車を阻む・・・
私は子安温泉に出向く折に、牧のこの急坂を登る度に思い出すことがある・・・

遠い遠い厳冬のある日、私は凍結しているこの坂道を車で登って来たが、スパイクタイヤ(現在は使用できない)が車(ライトバン)も軽いこともあって効き目がなく、アクセルを踏んでも車は思う通りに加速しないで、とうとう急坂の途中で止まってしまった・・・

氷ついた坂道で車は一度止まると、アクセルを踏むと、タイヤは空転し圧雪部分を穿(ほじく)り、挙句の果ては浮いた方のタイヤは空回りをしてしまい用を為さない。こうなれば最早お手上げである。車をバックしてタイヤが噛む緩い坂道の箇所を探す以外に手立てはない。然し凍結した坂道のバックほど怖いものはない。思い通りに車はバックできない。タイヤは回っているときはハンドル操作もできるが、ブレーキを効かしてタイヤの回転を止めると、車体はソリと化して勝手にスリップしながら道路を滑り下りてしまった。スリップはブレーキを踏んでも何の効果も無かった。
「ブレーキから足を離せ!」
こんなときは、タイヤを転がすことを初めて知った・・・

この坂道を毎日やり過ごしている人たちは、この坂道を登るときには、ある程度のスピードをもって駆け上る術(すべ)を修得しているが、東京で過ごしていた私にはそんな知恵は無かった。一度急坂で止まった車はうんともすんとも前進しない。急坂を恐々(こわごわ)坂の緩い箇所まで、何度もバックして漸く見つけ、ギアをセコンドに入れ徐々に勢い付け(加速)てやっとこの牧の坂を登ることができた。これは同乗していた友人のアドバイスに従って車を操作したことにより、事故になるのを回避できたものである。

今は夏、難なく子安温泉まで支障なく登れるが、この坂道を走るたびに怖かった遠い過去のあの日を思い出す。


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