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佐藤 壽三郎

Author:佐藤 壽三郎
1947年8月生まれ

趣 味 囲碁・歴史考察・墨書

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千曲のかなた: 須坂市議会議員 佐藤壽三郎
「千曲のかなた」の由来は、郷土が全国に誇れる大河 「千曲川」と、千曲川のかなたに連なる信濃五岳、北アルプスや四方の山並を超えて遠望する私のねがいです。  「千曲のかなた」を通じて私は故郷から巣立った青年たちに熱いエールと郷里の情報をおくり続けます。「ふるさとは永久に緑なりき」と・・・
聖域なき改革
ガソリン価格に政治の介入は必然があるのでは

日本列島の内陸部に位置する長野県は、地勢的に石油価格が隣接都県と比べると高い。その要因を様々に検証した結果、何故石油価格取分けガソリンや軽油に、政府は価格の平準化として介入できないのであろうか。中小企業が成立って行くには営業が主軸となる。車を蹴って営業に走り回り、注文を受けることが会社の存立に関わる。電話一本で受注があること事態特異なことである。

ものづくりが叫ばれているが、出来た製品はトラック等の手段で運ばなくてはならない。信越線の碓氷峠が寸断されたために、JR貨物は篠ノ井線、中央線を大きく迂回しなければ関東地方に貨物列車の輸送が叶わない。ガソリンも横浜基地から信越線経由での上田基地に運べる手立てを失っている。中京圏や関西圏に視察等で出かけて目を見張るものは、頻繁な貨物列車の往来である。長蛇の貨物列車これこそが経済の原動力の象徴ではないかと感服していつも帰る。

長野県の社会的インフラがピークであった昭和の30年代当時、長野電鉄須坂駅からは、電車のほかに10分置き位に長野駅行きのバスが市内を走っていた。更に名の付く温泉場を終点とするバスが放射状にめぐらされ、山間部の集落もこのバスを利用することで、生活の不自由さは更々なかった。そしてどのバスも満員に近い乗客で賑わっていた。然し、昭和40年代の自家用車の普及がこれらのバスの路線網をズタズタにしてしまった。そして次は鉄道の便数が減り、遂に長電河東線は廃線に追い込まれた。河東線を失うことによって、長野電鉄の貨物はJRとの接続を絶たれた。働く場を失った電気機関車は須坂駅に止め置かれて悶々としている。多くの団塊の世代人は少年時代に、貨車の入れ替え作業が面白くて、厭きることなく何時までも見入った経験を持つ。心地好い貨車の連結音が今でも脳裡に残る・・・ 

バス路線の廃止は自家用車を運転できない世帯にとっては死活問題である。買い物にも、病院にも出向くことが出来ない。最近は市内のスーパーへタクシーで買い物に来ている高齢者を見かける。タクシーを利用できる世帯はそれなりの年金生活をされている人なので問題ないかもしれない。ノッキングを起こしながら、何遍も駐車場に車を停めようと出入りを繰り返している高齢者を見かけるが、身なりからして生活に必死であることが窺えた。危なっかしくて免許証の返納を勧めたいが、この人にはタクシーでの往復スパー通いは、軽自動車の痛み具合からして、とても無理な様に見受けられた。地方は車社会の普及と都市計画法の施行により、中心市街地から遠く離れた山間部に、地価の関係で住宅地を求めた経緯もあり、現実として幾つもの団地が形成されている。

地方創生が叫ばれる現在、長野県の東・北信の企業の足腰を強くするための支援は、ガソリン、軽油価格が全国平均以下の価格にしなければ、企業は大きく育たない。然らば、長野市以北の千曲川を使って、かってのように「通船」で新潟まで水路で運ぶ手立てを考えればと思うが、江戸時代や明治時代と違って現在はダムが邪魔をしてこれも叶わない。近代文明社会は徒に便利に或いは有益になり過ぎた半面汎用性に乏しい。

然し、県内の地方創生を考えた場合に、地方で頑張る企業への雇用の場の確保・拡大を思うときに、ガソリンや軽油の価格をタブーとして片づけてしまう時代ではない。理由は石油は国内で産出されず、100%外国からの輸入に依存していることを考えると、これは日本の産業や経済を支える根幹として国策事業でなければならない。地方の企業の浮沈と大都会から地方への企業の転出。人の移住、定住そして帰郷促進を可能にするためには、国家が真摯に取り組むべき問題であると考える。

【追記】
最近は円安傾向が続き110円に近付く気配である。必然輸入に頼る石油に注目せねばならない。「中小などの非上場企業は、10円円安が進むと営業利益で約1兆3千億円の減益になる。生活必需品の値上がりで個人消費が冷え込めば、景気全体に悪影響を与える可能性もある。」と産経新聞(9/12付)は報じている。解せないのは、最近ガソリン価格が僅かであるが値下がり傾向にある。消費増税と物価高で庶民はガソリンを買うのを控えているのか。燃費の良い軽自動車に国民が乗り換えたために売上総量が減ったのか定かでないが不可解な値下がりの裏にある事情が分からない。我が家も最近は普通車でなく軽自動車で移動する機会が多くなっている。


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