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佐藤 壽三郎

Author:佐藤 壽三郎
1947年8月生まれ

趣 味 囲碁・歴史考察・墨書

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千曲のかなた: 須坂市議会議員 佐藤壽三郎
「千曲のかなた」の由来は、郷土が全国に誇れる大河 「千曲川」と、千曲川のかなたに連なる信濃五岳、北アルプスや四方の山並を超えて遠望する私のねがいです。  「千曲のかなた」を通じて私は故郷から巣立った青年たちに熱いエールと郷里の情報をおくり続けます。「ふるさとは永久に緑なりき」と・・・
髭剃り見聞録
剃刀にこだわる男は着流しのこころだ

殿方にとって、一番厄介で手間暇をかけるのが髭剃りであろう。
学生時代に難儀したのは、銭湯に行く暇がないのに髭は勝手に伸びてくれた。出版社で学生アルバイトをしていたこともあり無精ひげは不味い。身だしなみの最低限は、ワイシャツの衿と髭であると姉に言い聞かされて、上京した我が身を考えると、毎日の髭剃りは欠かせなかった。十分に蒸しての剃刀の髭剃りでないと頬のあちこちから血が流れた。その点、姉から餞別として買って頂いた電気カミソリは重宝であった。しごく便利なものであった・・・

電気カミソリは、肌にあてる「外刃」が重要。外刃を如何に薄く出来るかに家電メーカーは凌ぎを削った歴史と言える。「深剃り」が効く電気カミソリは、「外刃」が薄くて高額であった。私も結構高額だったがブランド品を求めた時もあった。休日には電気カミソリの刃をはずして、アルコールの瓶に入れて、揺すって刃の間の汗や油を洗い落としたり、専用のオイルを吹きかけたりと電気カミソリも、こだわると中々手間暇と手入れにお金がいるものであった。先日洗面台の下に使わないで保存してある電気剃刀を発見したが、何と5台もあるではないか・・・

電気カミソリの弱点は、夏季の兎に角汗をかく時季である。汗っかきの私の髭は、汗で蒸されている夏季の2ヶ月ばかりの期間は髭剃りに閉口した。なにせ髭が寝てしまって「電気カミソリ」の剃り方のイロハのイである「逆剃り」が効かないため、剃り残しが生じてしまうからである。偶に髭が一本顎下あたりに、伸びている御仁を見かけるときがあるが、私の経験からして電気カミソリの愛用者と言える。

思えば、電気カミソリを止めて剃刀に戻ったのは、所帯を持ち洗面所で自由にお湯が使えるようになってからである。剃刀は夏季における髭剃りも、べとべと感がなくてスカッとする。剃刀も進化して二枚刃から3枚刃、4枚刃そして今は5枚刃を愛用しているが、どうしても剃り残しがある。この僅か0.01の剃り残しが、翌朝には「下ろし金」のようにざらざらを感じる。これが不快(いや)なのである。

今日も、湯っ蔵んどでに出掛けて徐(おもむろ)に髭を剃っていたら、隣りの御仁も私以上に剃刀にこだわりがあるらしいことが分った。
剃刀にこだわる御仁の髭剃りの仕方は鏡など一切あてにしない。指先を肌にあてての髭剃りである。あてては髭を剃る繰り返しである。私も全く同様の仕草で、掌を頬にあてては触感で髭の剃り残しを見つける・・・
そこで隣りの御仁に訊いてみた・・・
「風呂に来て、一番時間を掛けるのは髭剃りだがオタクはどうかな?」
「ワシも髭剃りに一番時間がかかるね!」
と言いながら、盛んに指先を肌にあてて剃り残し箇所を何遍も剃刀をあてている。
「どうもツルルツと剃れないのがきに気にくわないでいるんだ・・・」
「剃り残しは物足りなさが残るからね。」
「顎辺りがどうもツルツルしない。気に入らねんだね。」
「同感だね。」
この御仁も、顔をひょっとこ顔にしてみたり、鼻の下長くしたり、頬を引っ張ったり、膨らましたりして剃刀をあてている。
ふと右を見ると、隣りの老人も同様に掌鏡(てのひらかがみ)で、同様にお髭を剃っているではないか。

風呂好きと言われる御仁たちは、髭を剃るために風呂に来るのである!
なぜならば、入浴バスケットに鎮座するのは、どなたも安全剃刀は中々高価な拵えを持ち歩いている。かってお年寄りが喫煙道具である煙管や象牙パイプに金をかけたように、現代はいま安全剃刀にこだわっているのである。髭を剃り終えると髭剃りにこだわる御仁たちは、剃刀を丁寧に洗い水切りをする。そして浴槽にはカラスの行水の如く飛び込んで、体を湯通しをするが如くさっとあがって浴室を後にする。将に着流しのこころだ!


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[2014/08/17 15:25] | # [ 編集 ]


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