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佐藤 壽三郎

Author:佐藤 壽三郎
1947年8月生まれ

趣 味 囲碁・歴史考察・墨書

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千曲のかなた: 須坂市議会議員 佐藤壽三郎
「千曲のかなた」の由来は、郷土が全国に誇れる大河 「千曲川」と、千曲川のかなたに連なる信濃五岳、北アルプスや四方の山並を超えて遠望する私のねがいです。  「千曲のかなた」を通じて私は故郷から巣立った青年たちに熱いエールと郷里の情報をおくり続けます。「ふるさとは永久に緑なりき」と・・・
無為無策
上信越は火の国

上州と信州の州境より僅か群馬県に位置する草津白根山が、噴火警戒レベル1から2に引き上げられる情報が流された。上信越国立公園として、山ノ内温泉郷、志賀高原、白根山、草津温泉に至る国道292号線のうち、万座三叉路から殺生河原駐車場間が交通止めの規制となった。

群馬県道路管理課へリンク

白根山は信州須坂で育った団塊の世代以上は、中学1年になると集団登山で「白根山登山」が行われた。当時は未だ志賀・草津ルートなどなかった。湯田中駅から熊の湯までしかバスは登れなかった。熊の湯からは徒歩で、横手山の外周を廻り山田峠に出て、更に歩いて白根山の外輪に辿り着いた。一行は湯釜火口(カルデラ湖)に降りて、湯釜を背景に記念写真に納まった思いでがある。火口を再び登りそこで昼食。稜線まで登り、更にだらかな山道を登った。途中の登山道脇には見事なシャクナゲが咲いていた記憶がある。やがて一行は山道を下って下って、歩くより寧ろ早足に近い歩調の山下りで万座温泉に着いた。行程一泊二日の健脚鍛練のための集団登山であった。

白根山の印象は、信州須坂の東方にありながら横手山や笠岳と違って山影が里から見えない。生れて初めて見る白根山は辺りの山と全く違い、草木が一本も生えていない山肌にまず驚いた。外輪山を登り噴火口を見た時、そこは荒涼とした異次元の世界であった。外輪山から望む火口のすり鉢状の内側は、今までに見たことのない風景だった。外輪山から火口の底に通じる通路と、その先に見える青白い色をした湖を見た時は、これが大人が語る地獄地の果てかと思うほど薄気味さが際立ち足が竦んだ。火口の底の平らな所で火口湖を背景に記念写真を撮ったが、休火山とはいえ白根山がいつ爆発でもしないかと思うと、火口の底に居ること自体、何時噴火でもしないかと居心地が悪く不安を感じたものであった。

所帯を持って子どもが小学校に通うようになると、子どもと共に志賀・草津ルートを利用して車で何度かこの白根山を訪れているが、譬えるならば「人間を襲わないライオンの傍にいる」ようなものであり危険度100%だ。休火山は地球の地殻構造の営みからすれば、何百年という人間が計測する時間などは通用しない。我々人間の8時間の睡眠時間が数百年や数千年であっても、火山にとってはまばたきの時間に過ぎないのかもしれないからである。

今年3月以降、火山性地震が急激に増えたことを踏まえての気象庁の発表であるが、噴火と言えば、遠い昔である中学生か高校時代のある夜中に「ドカーン」と轟音があり飛び起きたことがあった。何事かと不安に感じたが、夜が明けると情報がもたらされた。越後は妙高山の左にこんもりとした円錐形の形をしている焼山が爆発したとのことであった・・・

上信越の国境辺りを地図で追うと成程と納得するが、活火山の浅間山、死火山の根子岳・四阿山、浦倉山(三山はカルデラの峰)そして草津白根山がトライアングルのように位置する。更に地図を俯瞰すると多数のクレーターやカルデラらしき地形も認められ、その昔はあちこちでもくもくと煙を吐いていたことが偲ばれる。噴火は火山の近くに住まうものなれば誰しもが抱く不安でもある。地球規模で為される地震と噴火は人間は無為無策で阻止できない。白根山の噴火警戒が何事もなく収まってくれればと願っている。

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