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佐藤 壽三郎

Author:佐藤 壽三郎
1947年8月生まれ

趣 味 囲碁・歴史考察・墨書

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千曲のかなた: 須坂市議会議員 佐藤壽三郎
「千曲のかなた」の由来は、郷土が全国に誇れる大河 「千曲川」と、千曲川のかなたに連なる信濃五岳、北アルプスや四方の山並を超えて遠望する私のねがいです。  「千曲のかなた」を通じて私は故郷から巣立った青年たちに熱いエールと郷里の情報をおくり続けます。「ふるさとは永久に緑なりき」と・・・
茫然自失
この先通せん坊


信州須坂は迷路の町である・・・

先日、久しぶりにミニバイクに跨って街中を散策した。
初めて車で来られた訪問者方は、よく須坂の道は分らないと言われるようだが・・・
須坂の町場を散策する本当の醍醐味は、表通りではなく迷路のように張り巡らされた路地や小路を歩くことである。

町場生れの私にとって、この迷路のように張り巡らされた路地や小路がどこに通じるか。
どこを通れば近いかは、ごく自然に小学校に通う頃になると知るものである。

学校にあがると行動半径が急に広くなった。
通学区域が、穀町から十三塚のある春木町まで同級生が住まう地域であるからであった。
当時は同級生の家に盛んに遊びに出掛けたもlのである。同級生は住んでいる町内の路地や小路を知り尽くしているので、遊びまわることは即ち他町の路地を知ることとなる。私は戦後生まれの団塊世代であるが、小学校に入学した歳からしても、終戦から数年しか経っていない当時、路地や小路の奥に住んでいた同級生の家が何と多かったことかと感じる・・・

路地や小路は極めて便利な生活道路と言える。大通りが表舞台であるならば、路地は表舞台を支える連絡通路的役割を果た利便性に富んだ道でもある。しかも路地や小路は繋ぎ歩くと表通りと表通りを繋ぐものである。

今はどうなっているかと、とある路地に入り込んだ・・・
大通りの家並みと違って、一歩はいった路地の奥は廃屋が放置された侭になっていて
往時の面影はどこにもない。確かなのは路地がかろうじてかっての道筋を示していたが、その先は通せん坊で前に進めなかった。
荒れたまま儘に放置された家並みは、建物の態を失い朽ちるにまかされた有様であった・・・
恰も雨月物語の世界に踏みいれたようで、身の毛がよだちたち竦んでしまった・・・
たじろぎハンドルを何遍も切り返して、漸く引き返し表通りに出た。

表通りの道路整備は進んだが、これと引き換えに路地裏は大切なものを失ったような気がする。
町中に張りめぐらされた路地や小路がズタズタに寸断されていて、しかも・・・通せん坊されているではないか。

あんなに華やかで、人が溢れていたかっての町場はの露地の奥は、もっと賑やかで粋な街でなかったか・・・
人っこ一人いない路地の奥まった先にあった通せん坊に心が痛む・・・
あまりにももの静かな静かすぎる街と化していた・・・
もはや幼いころに慣れ親しんだ路地や小路は、心の中にしかないものかもしれない。


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