FC2ブログ
プロフィール

佐藤 壽三郎

Author:佐藤 壽三郎
1947年8月生まれ

趣 味 囲碁・歴史考察・墨書

最新記事

リンク

このブログをリンクに追加する

月別アーカイブ

最新コメント

カテゴリ

リンク

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

最新トラックバック

QRコード

QR

千曲のかなた: 須坂市議会議員 佐藤壽三郎
「千曲のかなた」の由来は、郷土が全国に誇れる大河 「千曲川」と、千曲川のかなたに連なる信濃五岳、北アルプスや四方の山並を超えて遠望する私のねがいです。  「千曲のかなた」を通じて私は故郷から巣立った青年たちに熱いエールと郷里の情報をおくり続けます。「ふるさとは永久に緑なりき」と・・・
北陸新幹線の使命と役割にふれて
会派視察を終えて感じること

8月8日、9日と会派新自由クラブと無所属クラブは合同行政視察を行いました。
今回の行政視察のテーマは「北陸新幹線延伸」でした。

1.行政視察の目的
 かって、信越本線は群馬県高崎市から上越線と分岐して、横川駅から碓氷峠を越えて軽井沢駅、小諸、上田、屋代、篠ノ井を巡り、長野駅経由新潟県直江津駅(現・上越市)で北陸線と結ばれ、さらに日本海を縦貫北上し新潟駅に至る郷里の誇れる、北陸と信越と関東を結ぶ大動脈を担っていました。

 本土をめぐらす新幹線構想における北陸新幹線(長野新幹線)が計画にのせられて、東京・長野間が長野冬季オリンピックが1998年(平成10年)2月7日からの開催に合わせて整備され、平成9年10月に開通されたが、このことにより在来線信越本線の横川・軽井沢間の碓氷峠は廃線となり、上野発のかっての信越線経由北陸本線金沢行は上越線迂回運行に切り替えられ、長野~軽井沢間はしなの鉄道としてJRから切り離され、長野~直江津間はJRに留まるも、毎時朝夕の通勤時を除いて毎時1本の運行本数であり、且つ長野~直江津間には快速、急行、特急電車は皆無となって、東信・北信地方は北陸地方との鉄路運行は極めて不便と言うより、寧ろ断たれたに等しい状態となってしまいました。

 北陸新幹線は、平成26年度末に長野から金沢まで延伸され、更に平成37年度末までに敦賀にまで延伸される。これは北陸新幹線が、「東海道新幹線の代替補完機能が求められているからである。「東日本大震災を契機に災害に強い国土づくりが求められているとともに、太平洋側では東海地震等の発生も予測されています。

北陸新幹線は、北陸地域を経由して関東・関西を結ぶ路線です。開業から40年以上が経過した東海道新幹線の代替補完機能を確保するためにも、北陸新幹線の大阪までのフル規格による全線整備が必要」(石川県企画振興部 新幹線・交通対策監室URLより転記)の実現化の下に整備されてきたものであるが、既に新幹線が運行されている県内の東信、北信地域にとっては、一日も早い大阪までの延伸を期待するものであります。

 北陸新幹線の延伸に向けて、関係する市を訪問し、新幹線延伸に期待される産業の振興、観光の拡大、更に人的・物的な交流等について、新幹線利益を共有するための教えを請うことを目的とする行政視察でした。

2.行政視察目的を達すための手立て
 1)研修地先と研修内容
  ① 新潟県上越市
    視察のテーマ:「北陸新幹線開通に伴う交流人口拡大への取り組みについて。」

 北陸新幹線は、東京を起点として長野、上越、富山、金沢、福井などの主要都市を経由し、大阪に至る延長約700kmの路線です。このうち、高崎〜長野間は、平成9年10月から営業運転されています。
また、長野〜上越妙高間は平成10年3月に、上越妙高間〜富山間は平成13年5月に、富山〜金沢間は平成17年6月にそれぞれ着工し、平成26年度末の完成を目指し建設工事が進められています。
福井駅部建設工事については、平成21年3月に完成しています。
北陸新幹線の長野〜金沢間の開業に伴い、上越妙高〜東京間は最速で約1時間48分で結ばれ、また、北陸新幹線が全線開業すると、上越妙高〜新大阪間は、最速で約1時間52分で結ばれることが期待されます。(北陸新幹線開業・連携5市プロジェクトの資料から転記)

② 石川県金沢市商工会議所
 視察のテーマ:
Ⅰ.北陸新幹線は、平成26年度末に長野から金沢まで延伸されることに伴う、金沢商工会議所の取り組みについて。
Ⅱ.東海道新幹線の代替補完機能の早期実現性について。
Ⅲ.他の交通機関との役割分担によってもたらされるものについて。

③ 福井県敦賀市
  視察のテーマ:「駅周辺整備事業について」
北陸新幹線は、平成26年度末に長野から金沢まで延伸され、更に平成37年度末までに金沢~福井更に敦賀にまで延伸される計画である。これに伴う新幹線整備に伴う駅周辺整備事業の計画を学ぶ。

④全日程並びに行程に亘っての視察のテーマ:
敦賀市から米原市までの決定された、米原ルートを在来線に乗車し沿線市町村を確認する。

⑤北陸新幹線が大阪まで延伸されたときの、須坂市のメリットについて。
 視察察のテーマ:米原駅~名古屋駅経由在来線中央線、篠ノ井線経由で長野駅まで乗車して、将来、北陸新幹線大阪駅発東京行を、今回の行政視察ルートを回想想定しながら、現行の長野駅までの所要時間等を比較考察する。

Ⅰ.現在の東海道新幹線・中央線を併用した場合。
○新大阪駅~名古屋駅まで新幹線所要時間 60分
○名古屋~長野駅(中央線・篠ノ井線) 180分
○乗り換え時間           +)  30分
所要時間合計 4時間30分

Ⅱ.北陸新幹線が大阪まで延伸した場合。(佐藤議員試算)
 ○長野~金沢間228km 新幹線所要時間    63分
 ○金沢~新大阪356km 新幹線所要時間   98分
 ○乗り換え時間           乗り換え不用
             所要時間合計 2時間41分

総括
  
(1) 今回、訪ねた視察先の講師の皆さんは、熱く新幹線延伸に寄せる期待を語られた。日本海交易の見直しを須坂市議会で折りあるごとに熱弁を振るう我々の思いが、報われたようにも思える。東京~長野~金沢~敦賀~大阪間の北陸新幹線の運用が一日も早く実現することを願うものである。

 「北国街道」は江戸から金沢までの街道をと思っていたが、街道を扱った資料によれば、「北国街道は、関ヶ原を出発点とし、越前、越中(金沢、富山)、糸魚川、越後と北陸を横断して、津軽半島にまで及ぶ街道とのこと。また、途中の高田で分かれ、善光寺を通り信濃追分(軽井沢)まで続く山道も北国街道である。高田では、混乱を防ぐため、新潟方面の道を奥州街道、善光寺方面の道を善光寺街道、富山・金沢方面の道を加賀街道と呼んで区別した。」とある。このことからも、東海道に並んでの北国街道であることからすれば、「長野新幹線」に拘ることの小ささを知った。「東海道新幹線」に対を成す意味で「「北陸道新幹線」で良いのではないかとしみじみと感じた。
  
(2) 今回の視察テーマ4:敦賀から米原ルートである北陸本線に乗車し、米原より名古屋に出て、中央西線に乗り換えて感じた県内の鉄道事情の課題解決策を示したい。
北陸新幹線の延伸により、かっての信越線の利便は増すが、長野⇔松本間の篠ノ井線は未だに殆どが単線であるためにスピードアップが図れず、普通列車は1時間15分も要す。松本⇔新宿間は特急あずさを利用しても凡そ2時間半を要す。更に飯田線の岡谷⇔飯田間は凡そ2時間半も要す。この中信、南信地域はリニア中央新幹線の開通によって変革するであろうが、リニア中央新幹線ルートから遠く外れた松本市や諏訪湖周辺市の鉄道事情は少しも変わらない。高速鉄道から取り残された状態の解消を、国や県はJR東日本並びにJR東海は積極的に図らなければならない。

 長野県内を縦貫する中央西線・篠ノ井線経由の名古屋⇔長野間の所要時間は、前述のとおり3時間を要する。県内の産業振興を考えると、中央西線は中津川駅より中央アルプスにトンネルを開けて飯田駅につなげ、飯田線の直線的整備を図り高速運行を可能にし、辰野から塩尻と結び松本に至る路線と変えることが時代の要請ではなかろうか。飯田市、駒ケ根市、伊那市の所謂伊那谷の発展は、塩尻市、松本市と、換言すれば伊那谷と松本平をつなげることによって、この地域は飛躍的に発展するだろう。更に、リニア中央新幹線が開通することを見越せば、松本⇔飯田間、岡谷・諏訪⇔甲府の時間短縮を図れれば、中信地方の人々が東京にも名古屋、大阪にも極めて短時間で行けることとなるだろうと感じた。

(3) 北陸新幹線が大阪駅まで延伸された暁には、長野駅から大阪駅までの所用時間が2時間も短縮されることを考えれば、北信以北の住民は、関西方面への所用や観光に「北陸新幹線」を利用するだろう。言いかえれば、関西以南の中国、四国そして九州の人の流れは北陸新幹線を利用して、この北信に移動されることが予想される。当須坂市も今から十分に政策を練ってこのチャンスをものにする備えが肝要である。

 北陸新幹線延伸による須坂市のメリットは単独ではありえない。何故ならば当市には新幹線駅がないからであるが、人の流れ。物流、交流を盛んに起こすことに須坂市は積極的に協力し、県内に相対的に人や物流が流れ込み、その結果雇用の場が生じる共存共栄の精神こそが須坂を救うと信じている。「善光寺さんに来たから、須坂にも足を延ばしてみよう」と言われる街にするには、須坂の先達が果した歴史的役割を大いに人々に熱く語り、須坂へのファンを創りださなくてはいけない。歴史の発掘が必要である。

(4) 行政視察は天候に恵まれたのは良いが、聊か熱中症気味のバテも感じた。然し、上越市職員とこれからの観光について、北陸新幹線に絡む信越連携構想を語ることが出来た。翌日、金沢商工会議所を訪ねたが、自由市場経済を拠所とする経営者の集まりである関係者と、北陸新幹線に寄せる民間活力の重要性と将来性について、真摯に意見を交わすことができた。更に同日、敦賀市役所にまで足を延ばして、敦賀市役所職員と、北陸新幹線延伸計画がH37年であるにも拘らず、既に12年もの先を見通しての、駅周辺の整備事業に絡む都市計画の有用性について、率直な意見交換ができたことは、有意義な視察の機会を得たと評価したい。温かく御教示頂いた視察先の関係各位に心から感謝を申上げる。


北陸新幹線金沢まで延伸

北陸新幹線延伸に向けて用意万端の金沢駅
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://zyusaburo.blog.fc2.com/tb.php/472-134b4255
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)