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佐藤 壽三郎

Author:佐藤 壽三郎
1947年8月生まれ

趣 味 囲碁・歴史考察・墨書

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千曲のかなた: 須坂市議会議員 佐藤壽三郎
「千曲のかなた」の由来は、郷土が全国に誇れる大河 「千曲川」と、千曲川のかなたに連なる信濃五岳、北アルプスや四方の山並を超えて遠望する私のねがいです。  「千曲のかなた」を通じて私は故郷から巣立った青年たちに熱いエールと郷里の情報をおくり続けます。「ふるさとは永久に緑なりき」と・・・
言葉につながるふるさと
須坂のしゃべりとローカル線の使命

行政視察で三日間ばかり須坂を留守にし、昨夜帰坂しました。
JRを4回も乗り継いで漸く長野駅に、更に須坂に帰るために長野電鉄へと・・・

半日以上を長距離列車の座席で過ごしたこともあって、長野電鉄の座席に座ると安堵感があるのか、俄かに疲れが出てきて、私は暫く背もたれに身を任せて何もすることができませんでした・・・

権堂を過ぎ更に二つ三つの駅を過ぎたころ、耳に聴き慣れた何とも言えないテンポと抑揚をもつ「須坂のしゃべり」が聞こえて来ました。話の内容は遠くで分かりませんし興味がありませんが、私は我にかえり、乙女らが楽しげに会話をしている「須坂のしゃべり」(須坂弁)を楽しみました。不思議なことに、会話のテンポと抑揚を聴いているだけで旅の疲れが癒されました。声がする方を見やると、乙女らの誰ひとりとも面識がありませんが、そこには明らかに見なれたあどけない「須坂人」の顔立ちがありました。

そう言えば・・・
遡ること午過ぎ、私たち一行は四国の高津駅のプラットホームで列車を待っていました。いまでこそ無人駅でありますが、この駅は平成の合併によって新生三豊市の誕生と共に市役所が置かれ、これからはこの地域の中心地として発展して行く重要な地理的重要性を考えると、高津駅は特急も停車する駅になるでしょうが・・・
無人駅のホームには数十人の女子学生が居ました。屹度この高津には高校があるのでしょう。しゃべることが大好きな高校生は当然話が弾みますが、彼女らの会話がスムースに私の耳に入ってきませんでした。しゃべるテンポと抑揚がやはり違っていたのでしょうかね・・・

島崎藤村が「夜明け前」という小説に、「血につながるふるさと、心につながるふるさと、言葉につながるふるさと」と、この三つを記(しる)していますが、僅か三日間須坂市を留守にした私には、車内で交わされている言葉に郷里を感じ、これこそが心につながる故郷と思いました・・・

大都会大阪の街角を歩く都会人や東海道・山陽新幹線車中で見かけた女性は、全ての女性が芸能人やタレントと見間違う程の女性の華やかな装いでした。全員が芸能人に見えました・・・

しかし、今揺られている長野電鉄の電車内は、女子高校生の出で立ちは全国的に殆ど違いはないけれども、然し日ごろ聴き慣れた地元の乙女らの「須坂のしゃべり」が加わると温かみが違います・・・

須坂の駅に着くと、全員がそぞろそぞろに降りるではありませんか。
何と電車は「須坂止」でありました。
どうりで耳慣れした「須坂のしゃべり」の車内でした・・・

人々にはそれそれの故郷があり、風土か化して文化がある。そしてこれをいつしか郷土の誇りとなる。
四国を訪れた私は、「高津のしゃべり」は鼓膜が共鳴反応を起こさなかった。と同様に、この電車に居合わせた旅人は、果して「須坂のしゃべり」をどのように感じていたのであろうか。気になるところです・・・


ふと、私はこの3月を以って廃線になった屋代線(長野電鉄河東線)に思いを馳せました・・・
屹度、朝夕の屋代線車中では、私が今乗って来た電車同様に、綿内や川田に住まう乙女うあ少年らが、父・母から伝えられた「しゃべり」で賑わっていたであろうにと・・・

ローカル線の電車は、地域の暮らしに裏打ちされた、文化や風土そのものを育む使命も担っていることを、人々は忘れてはならない。況してや政治家は尚更に感じて欲しいのだ。線路も撤去されて、微かに線路の残影を残す有様である。私は屋代線の存続を願った議員の一人であるが、力及ばす廃線という大罪を犯してしまったと今でも思っている。そして、今は絶対に電車が来ない元踏み切の中央にたって、ここに敷いてあった線路の上を電車に乗って上京した若かりし日々を思い耽る・・・

河東線の線路がない



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