プロフィール
Author:佐藤 壽三郎
1947年8月生まれ
趣 味 囲碁・歴史考察・墨書
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千曲のかなた: 須坂市議会議員 佐藤壽三郎
「千曲のかなた」の由来は、郷土が全国に誇れる大河 「千曲川」と、千曲川のかなたに連なる信濃五岳、北アルプスや四方の山並を超えて遠望する私のねがいです。 「千曲のかなた」を通じて私は故郷から巣立った青年たちに熱いエールと郷里の情報をおくり続けます。「ふるさとは永久に緑なりき」と・・・
悲劇を繰り返すな
遠野物語を改めて読み返して
今朝は初日の出以来の陽射しが眩しい。山国信州はこの時季、陽は稜線を縫うように時を刻んでいたが、年が明けると漸く稜線の僅か上を陽が走るようになった。春遠からじの感がするが、暦の上では小寒、大寒と今が一番の酷寒である・・・。
遠野市には過去2回視察に訪れている・・・。
初回は平成17年7月20日、新自由クラブの会派研修で「学校給食センターの民営化について」の研修課題を抱えて教えを乞うために訪問した。我が会派の主張もあって、須坂市の学校給食センターの運営は、市直営から業者委託に変革された。
二度目は、平成22年5月に、市議会経済建設常任委員会で訪ねた。1)遠野ツーリズムによる交流促進策として。①遠野型ワーキングホリデーについて。②ツーリズム合宿型自動車運転免許合宿について。③東北ツーリズム大学について。④教育旅行受入ついて。⑤居候型農家民泊の実情について。2)で・くらす遠野=定住促進組織。①定住策の内容と定住者数について。3)「で・くらす遠野」市民制度についてを教えを頂いた。
22年5月に遠野市を訪ねた視察団一行は、久慈市に教えを乞うために、遠野市からJR釜石線で釜石駅に、更にJR山田線に乗り換え宮古駅。宮古駅で三陸鉄道・北リアス線に乗り換え久慈市に向かった。車窓から見る海岸線と大海原の景色は、山国・信州にはない長閑な景色で実に羨ましい限りであった。遠野駅から久慈駅までの乗車時間は凡そ5時間を要した。生涯において記憶に残る視察移動時間であったが、三陸海岸を縦断的に踏破したことは自分なりに有意義であった。
この視察の凡そ10ヶ月後に、東日本大震災が発生した。海岸線を縫うように走っていた三陸鉄道の線路は津波によって壊滅的打撃を受けて、未だに復旧がなされていないと聞くが心が痛む。
「遠野物語」を買い求めて何遍も読み返したのは、初めて遠野市を訪ねた平成17年7月直後であったと思う。再度訪問の機会を得た私は、花巻駅から乗ったディゼルカ―の運転席脇に陣取って「遠野物語」を車窓から検証しようと試みた。釜石線は電化されていない鉄路であるが、架線のない線路を運転席脇で見つめながら走ると、そこはSLが似合う景色である。線路を無いものとすれば景色は江戸時代とそんなに変わらない風景ではないか。河童が棲んでいそうな川の淀みや、キツネが根城にしている丘が窺えた。将に民話が息づく野面(のづら)であり山河が展開した。この景色こそが「遠野物語」に登場する世界であった。人々が遠野の民話に魅かれる原風景であるが、「遠野物語」の中味は多分にもののけが跋扈する世界である・・・。
最近、再度読み返してみると、実は「遠野物語」に納められている話は民話だけではないことに気がつく。大海嘯(大津波)にまつわる悲しい悲話も納めされている。改めて民話と実話が入り混じった「遠野物語」の重みは、この地方の貴重な歴史資料と捉えるべきではないかと感じてならない。
津波を地球構造上の不可避な一事象とあきらめるのではなく、忌々しくも今後も繰り返される津波と人々の悲劇を何とか断ち切る施策を、国を挙げて最優先事業として三陸海岸改造大事業を成し遂げるべき時代と感じる。大津波は平和な家庭をずたずたにし、失われた家族の命は取り返しががつかない。「天災地変による死は自己責任」では済まされないあまりにも犠牲者が多い悲劇である。この悲劇は国民共有の心の痛みである。この悲劇を繰り返さないための、国家百年の計を慮る大胆な意識改革が求められている。人間は代が変わり歳月が経ると忌々しい悲劇を忘却してしまう習癖がある。これこそが悲劇の繰り返しを許すこととなる。と言うよりも津波への挑戦は叶えられない避けられないものと諦めている節がある。悲劇を繰り返させないためにも、今こそ柵(しがらみ)のない実行力のある政治家の出番である。
在りし日の三陸海岸風景(行政視察報告から)
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