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佐藤 壽三郎

Author:佐藤 壽三郎
1947年8月生まれ

趣 味 囲碁・歴史考察・墨書

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千曲のかなた: 須坂市議会議員 佐藤壽三郎
「千曲のかなた」の由来は、郷土が全国に誇れる大河 「千曲川」と、千曲川のかなたに連なる信濃五岳、北アルプスや四方の山並を超えて遠望する私のねがいです。  「千曲のかなた」を通じて私は故郷から巣立った青年たちに熱いエールと郷里の情報をおくり続けます。「ふるさとは永久に緑なりき」と・・・
詩吟を解す
後夜仏法僧鳥を聞くに題して

先日行われた昊翔流吟同会の温習発表会において、一門の皆さんのうち複数の門人が吟詠された吟題を調べてみましたところ、一位は李白の漢詩「汪倫に贈る」でした。漢詩紀行をそれなりに調べまして前日掲載をいたしました。

 今日は、2位の「後夜仏法僧を聞く」について、調べてみました。
この漢詩の作者はかの真言宗の開祖空海和尚様。即ち弘法大師として多くの国民からあがめられている偉いお坊さんです。

 漢詩の原文
  閑林独坐草堂暁
  三寳之聲聞一鳥
  一鳥有聲人有心
  聲心雲水倶了了

 漢詩訓読文で示すと
  閑林に独り座す 草堂の暁~
  三宝の声 一鳥に聞く~
  一鳥声有り 人に心有り~
  声心雲水倶(とも)に了了~ 

 私の解釈 
 弘法大師が早朝に御御堂で1人静かにお経をあげていると
 お経以外に鳥の声がするではないか。耳を澄ますと仏・法・僧と鳴いている
 木葉木菟(このはずく)は、発する仏・法・僧の意味を本当に解して囀っているのであろうか
 そうとは思わないが、仏・法・僧と囀るこの鳥と私の読経との同吟は何か因縁深く心に響く
 鳥の囀り(仏・法・僧)と大師の読経、これは雲と流水に如く融和して、御御堂や閑林に同吟となり響き、計り知れない摩訶不思議な境地を体験された大師が、その時の境地を漢詩にしたためられたのがこの漢詩であろう。
と私は解する。

 ところで、私は高校時代に、古刹臥竜山・興国寺に寝起きした。早朝住職がお御堂で朝のお勤めをされる読経で目覚め、床を飛び出し、朝もやけぶる竹やぶを抜け山辺を歩き、観音堂に繫がる百段の石段で足腰を鍛えた。夜半、再びこの石段を登って観音堂に参拝し、更に須坂藩主堀直虎侯のお霊廟に額ずき、藩侯の無念な死をお慰めし、以って恥辱をいつの日にか晴らさん誓いを立て今にあるも、志未だ果されん非力を嘆く。あの時分に野鳥の鳴き声と住職の読経は何遍も体験しているが、凡夫は聊かなりとも「一鳥声有り 人に心有り」の境地にはとても至らない高校生であった。木葉木菟も知らなかったためであろう。改めて凡夫では体験できない境地を、この漢詩によって疑似体験できるのが嬉しい。


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[2012/04/22 16:56] まとめwoネタ速suru