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佐藤 壽三郎

Author:佐藤 壽三郎
1947年8月生まれ

趣 味 囲碁・歴史考察・墨書

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千曲のかなた: 須坂市議会議員 佐藤壽三郎
「千曲のかなた」の由来は、郷土が全国に誇れる大河 「千曲川」と、千曲川のかなたに連なる信濃五岳、北アルプスや四方の山並を超えて遠望する私のねがいです。  「千曲のかなた」を通じて私は故郷から巣立った青年たちに熱いエールと郷里の情報をおくり続けます。「ふるさとは永久に緑なりき」と・・・
青春は歌で蘇る
白い思い出

遠い遠い高校時代に思いを走らせる・・・

ある学年の夏、戸隠にキャンプに全学年で行った折に・・・
標高の高い戸隠と言えども、夏は照り暑いのに、炎天下の草原で
新任の先生がガリ版で刷ってきた歌詞を配ってくれた・・・
ガリ版刷りには、夏だのに「雪が・・・」と歌詞が書いてあるではないか?
真夏の真っ盛りに「雪」の歌かよ・・・

先生は一向に季節にとらわれないらしく
「この歌、いい歌だからみんなで歌おう。」と、何遍も何遍も繰り返して歌ってくれた
初耳の歌であってか、誰も先生の後についていけなく、黙って聞くほか無かったが・・・
それでも女子生徒が、先生の後について歌い始めると、やがて一人二人と人数が増えて
やがては全員で先生の後について歌った・・・

  雪が降ってきた ほんのすこしだけど・・・
  わたしの胸の中に 積もりそうな雪だった・・・

遠い遠い思い出ではあるが、「白い思い出」の歌はいぶし銀のように
いつのまにか、我が人生において雪が舞う度に、口ずさんでしまう歌となった・・・

二十歳代は東京生活であったが、田舎と東京では雪の降る時期が異なる
春先に東京に雪が舞うと なぜかしら故郷の雪が思い出され

    雪が降ってきた ほんのすこしだけど・・・

を口ずさんだものである

その後、郷里信州に戻ったが、
郷里は厳冬の毎日であるが、それでも毎日雪は降らない
雪が舞うと なぜかしら

    雪が降ってきた ほんのすこしだけど・・・

を自然に口ずさむ

この齢になると、椿の花弁が落ちるように同級生の訃報が舞い込む
黄泉に招かれた同級生も、屹度この「白い思い出」を雪が降ると口ずさんだんに違いない・・・

新任教師から真夏の太陽の下で教えてもらった「白い思い出」は・・・
何故先生がこの歌を選んだか 今となっては知る由もないが
戸隠キャンプ場の草原と青い空  遥かに仰ぎ見る戸隠連山
ギラギラと輝く太陽が今でも思い出される

青春の彷徨に一抹の不安を抱いていた私の心の中に
この歌は 様々の思い出と共に歩んできた

「クラス仲間はいつまでも」と語り明かした夕べ・・・
青春時代に約束した思いは 
この齢になるとほぐれつつあって 寧ろ虚しさがつのる
さらばの声をかけずに逝った我が良き友よ
君のご冥福を祈ろう

今になって、「白い思い出」はつくづく心に残る名曲と言える・・・


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