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佐藤 壽三郎

Author:佐藤 壽三郎
1947年8月生まれ

趣 味 囲碁・歴史考察・墨書

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千曲のかなた: 前市議会議員 佐藤壽三郎
「千曲のかなた」の由来は、郷土が全国に誇れる大河 「千曲川」と、千曲川のかなたに連なる信濃五岳、北アルプスや四方の山並を超えて遠望する私のねがいです。  「千曲のかなた」を通じて私は故郷から巣立った青年たちに熱いエールと郷里の情報をおくり続けます。「ふるさとは永久に緑なりき」と・・・
すずめ社会にみるルールの一考察
すずめ社会における約束事

女房殿がすずめの餌が枯渇する降雪時から春先の季節の狭間における飢餓状況下に、餌を与えることにより、すずめが我が家の庭に参集するようになったが、与えられた餌を食べているすずめの動きに、ある時あるルールがあることに気づいた・・・

それは、すずめ社会にも掟があると言うことである。

1.すずめの餌場を1ヶ所に限定した場合
すずめの餌場を1ヶ所に限定し、私の口笛を聞いて真っ先に飛来するすずめは2羽であり、どうも羽の柄や行動からして兄弟らしい。
この兄弟が1ヶ所の餌場で餌をついばんでいても争いは起きない。そこに遅く来たすずめはいきなり餌場には近づけない。餌場の間近でウロウロしている。折を見て餌場の仲間に入る様子を窺っているが遠慮している気配である。然し、先占したすずめが餌場から離れると素早く餌にありつく。
 但し、成長したすずめは、遅れて飛来するも、お構いなしに餌場に分け入り餌をついばむ。場合によっては先占すずめを追い払う。結果的には力の強い形(なり)の大きいすずめが弱肉強食社会の掟どうり餌場を支配する。横取りされたすずめは退散する。

2.すずめの餌場を二か所に設置した場合
2羽の兄弟は、おのおのの餌場に分かれて餌をついばむ。そこに遅く来たすずめはいきなり餌場には近づけないが、暫くすると争いをする様子もなく仲良く餌をついばむ。然し、成長したすずめは、遅れて飛来するも、お構いなしに餌場に分け入り、当然と言わんばかりに餌をついばむが、先占していたすずめは異を唱えない。餌が食い尽くされ少なくなると、成長したすずめが餌を独占しようとする。その際は、成鳥がチチッチチッチチッチチッと激しく大声で騒ぎ立て、翼を広げて威嚇し若いすずめも抵抗するが飛び去る。
結果的には力の強い形(なり)の大きいすずめが、弱肉強食社会の掟どうり餌場を支配し、若いすずめはその場を離れる。

3.まとめ
 すずめが広大な畑や田圃、荒野での餌を見付けてついばむことは、自己の技量であって争いにはならないが、ひとつまみの餌を人間からあてがわれた場合には状況が変わる。
1,原則、餌は先着先占優先権が生ずる。
2.餌が豊富にあてがわれていた場合は、後着のすずめとの餌の争奪は起きない。
3.成長した力の強い形の大きいすずめが飛来し、餌が少なくなると、餌場は一変して弱肉強食社会の無秩序な餌場と化し、形(なり)の大きなすずめが餌場を占領する。
4.先占状況も、形の大きいすずめが飛来すると先占優先権は消滅し、親も子もない弱肉強食の利己主義が罷りとおる法理がすずめ社会である。

 而して、すずめにものを分かち合う精神が成熟しない以上、すずめが人間を凌駕する時代はありえないと感じた。



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