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佐藤 壽三郎

Author:佐藤 壽三郎
1947年8月生まれ

趣 味 囲碁・歴史考察・墨書

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千曲のかなた: 前市議会議員 佐藤壽三郎
「千曲のかなた」の由来は、郷土が全国に誇れる大河 「千曲川」と、千曲川のかなたに連なる信濃五岳、北アルプスや四方の山並を超えて遠望する私のねがいです。  「千曲のかなた」を通じて私は故郷から巣立った青年たちに熱いエールと郷里の情報をおくり続けます。「ふるさとは永久に緑なりき」と・・・
八重桜満開なれど心重く
八重桜満開なれど心重く

 茲は信州小布施町の千曲川の河畔である。堤に植えられた八重桜は一目見ても遥か遠くに及び、とても数えるに数え切れない花々として延々と遥か遠くに続いている。とても株を数えるには壮大なスケールだ。上空から見れば恰も白桜色の長蛇の如く映るのではないか・・・

H28年4月千曲河畔八重桜の帯


 見渡せば河川敷には菜の花が黄金の絨毯の如く咲き乱れている。遠くに目をやれば、飯綱、高妻、黒姫、斑尾の峰々の雪は溶けて山肌は黒く見える。越後の妙高山は残雪を未だ深く残すも、初夏に遅れまいと必死に雪を溶かしている気配である。北信に住まう者にとって毎年見馴れた百花繚乱のこの季節ではあるが、この自然の贈りものは億万の金子にも勝る贈りものであろう・・・

 家族あり、恋人同志、同僚故にと花見の態様は様々であるけれども、人々は各々連れ添ってこの堤を往来し八重の桜を愛でている。何と平穏で長閑な光景ではないか・・・

 私は一株の八重桜の根元に陣寝ころがって幹の根元からから天を覗いてみた。枝は恰も傘の骨の如く見事に四方に広がり、まるで八重の桜の日傘をさしている様な感覚に陥った。飽きない贅沢な眺めではないか。私は枝と桜と天空を暫し見入っていた・・・

 然し・・・この平穏な地から遥か南西に熊本がある・・・
熊本地震は止むこと知らず、死者48人、行方不明2人((25日午前1時現在)、数多の被災者が未だに不安の日々を送られていることも思う時茲が沈む・・・

 政府も自治体もあらん限りの手を尽くしている模様が報道されているが、地震は容赦なく熊本地方を揺り動かしている。地震が一日も早く鎮まることを願い、行方不明の方々が一時(いっとき)も早く発見されるを桜と天空に祈った・・・

八重の日傘


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