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佐藤 壽三郎

Author:佐藤 壽三郎
1947年8月生まれ

趣 味 囲碁・歴史考察・墨書

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千曲のかなた: 前市議会議員 佐藤壽三郎
「千曲のかなた」の由来は、郷土が全国に誇れる大河 「千曲川」と、千曲川のかなたに連なる信濃五岳、北アルプスや四方の山並を超えて遠望する私のねがいです。  「千曲のかなた」を通じて私は故郷から巣立った青年たちに熱いエールと郷里の情報をおくり続けます。「ふるさとは永久に緑なりき」と・・・
ややこしや ややこしや
郭公のさえずりは嫌味だ

チュンチュンとすずめが夜明けを告げる。何という心休まるさえずりであろうか。暫くすると往復咽喉笛を鳴らし騒々しく鳥が囀る。ガラガラうがいをしているのかと言いたくなる鳴き声の鳥もいる。小鳥たちの朝は咽喉鳴らしをするに懸命のようだ・・・

郭公が鳴いている。カッコー、カッコーとけたましく鳴いている。幼いときの郭公のイメージと最近その生態が極めて狡猾な「託卵」によって生態を維持していることを知った落差は余りにも大きい。NHKのドキュメン「郭公とよしきり」における郭公の託卵とそれを知らないで、卵を抱き雛をかえし、巣立ちまでよしきりにまかせきりにする習性を知ってからは、郭公の鳴き声も耳障りになってきた。しかもこの記録は千曲川の屋島橋より、僅かばかり上流の藪の中での収録であることからすれば、眼と鼻の先の話でもあり怒りは治まらない。

ここ最近聞こえる郭公の鳴き声。この時季の北信の風物詩ではあるが、如何とも遣る瀬無い鳴き声でしかない。よしきりに「巣を瞬時も空けるな」と警告しても、郭公にとっての生存がかかる「託卵」も気の遠くなる歳月の中での営みでもあるに余計複雑な思いである。
ややこしや ややこしや。




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