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佐藤 壽三郎

Author:佐藤 壽三郎
1947年8月生まれ

趣 味 囲碁・歴史考察・墨書

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千曲のかなた: 前市議会議員 佐藤壽三郎
「千曲のかなた」の由来は、郷土が全国に誇れる大河 「千曲川」と、千曲川のかなたに連なる信濃五岳、北アルプスや四方の山並を超えて遠望する私のねがいです。  「千曲のかなた」を通じて私は故郷から巣立った青年たちに熱いエールと郷里の情報をおくり続けます。「ふるさとは永久に緑なりき」と・・・
平成24年度3月定例会一般質問の要旨
私の平成24年度3月定例会の一般質問の通告と要旨をお示しします。

第1章 三木市長の(三期目)選挙公約と政治姿勢について。

1)市長選の投票率について
① この度の市長選の投票率は、43.89%と前回を6.73ポイント下回り、過去最低を更新した。その原因は、告示寸前まで対立候補がなく盛り上がりにかけたことなど、様々な要因があると考えられるが、市長が分析された過去最低の投票率の要因は何かを伺います。

② そもそも選挙権とは、選挙人として選挙に参加することのできる資格または地位であるとされる。選挙権は参政権として一般的で最も重要である。この参政権の象徴とすべき選挙権は英国や仏国等の市民革命後の近代憲法において保障される歴史を持つ。言わば市民の流血と命の引き換えによって市民が勝ち取った権利である。

 民主主義の発展につれて、その内容が次第に拡充されてきた。明治憲法と日本国憲法を比較すれば違いは分かるが、悲しいかな日本国民はこの選挙権或いは参政権を権力者から勝ち取ったという歴史が無い。市民革命を経験しない日本国民は左程重要な権利としての自覚がないことが不幸とも言える。

 現行憲法は民主主義を人類普遍の原理とし、議会制民主主義を採用している。最も身近な市長選挙や市議会議員選挙に対して選挙権を行使することは即ち参政権の行使であり、このことこそが市民(国民)の不可欠な基本的権利が保障されていると再認識する機会ではないでしょうか。最近は投票率が年々低くなる傾向がある。私は憲法で保障する国民の三大義務にプラスして選挙権の行使を加えるべきと感じます。「権利のうえに眠れるもの、これを保護せず」と言う法格言がありますが、余りにも日本国民はおまかせ民主主義であります。

 そこで、三木市長はこの度の選挙を自己の信任選挙と位置づけ戦われたが、「過半数を下回る投票率は果して信任と言えるか」とする市民の声について市長の考えを伺います。

③ 市長は、「共創」によるまちづくりを進めてきたと言われるが、果して本当の意味における「共創」であったのか、市長の言われる「共創」と市民の間に乖離は無かったか。市民への説明責任のあり方を含めて、これまでの市政のあり方に関する反省、また今後はこうありたいという思いがあられると思います。
市長が公約で唱える「共創」とは何かを、原点に還って伺います。

(2)田園環境健康都市すざかについて
① 市長は、この度の市長選に当たり、「田園環境健康都市すざか」の創造を打ち出されました。しかし、市民の皆さんから、「具体的に言ってもらわないと、『共創で』と言われてもイメージが湧かない」という声が大半であります。市長が唱える「田園環境健康都市すざか」とは何か、具体的に示されたい。
② この標語を実現するために、市長は如何なる施策を考えておられるのか、具体的な施策を伺います。
③ 市政は「総合行政」と日頃言われている三木市長であるが、この標語と総合行政の連携を伺います。

(3)社会教育行政について
昨年、社会教育・体育に関する行政部門を教育委員会から市長部局へ移したことによって、得られた成果と弊害を、具体的に伺います。

(4)健康・福祉についての公約のうち
① 市長は、「憲法を尊重した基本的人権を守る政治」を唱えられた。憲法の基本的人権を高らかに掲げた市長は過去に見受けられなかった。素晴らしいことであります。議会での「市政方針と予算説明」で示された内容では、巾の広い人権条項のうち最も大切な、平等原則を唱えられました。

  市長が議場で述べられた部分は極めて限定された人権擁護スローガンではないかと感じます。このことは、憲法14条(平等原則の一般的規定。14条の1項:すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。)、24条(家庭生活における男女平等)、26条(等しく教育をうける権利)15条の3、44条(参政権の平等)とこれらの条項の総合的な市民の意識の高揚こそが大切であると思います。市長がリードする人権保障の施策が、須坂市は全国に先んじての同和問題を解決するものと確信します。「憲法の鼓動が感じるまち須坂」を私はスローガンとしております。「憲法を尊重した基本的人権を守る政治」について、具体的に伺います。

② 市長は、市長選のビラに、2期目の主な実績として、「病院・須高3師会・福祉施設・民生委員・保健補導員・行政などによる連携システムの充実」を挙げておられたが、須坂病院を市民の健康の拠り所として、産科の再開など 市民に大変喜ばれている反面、10数年前、市民挙げての熱望で開設された脳神経外科が、昨年から常駐の医師がおらず、脳出血等の患者は他の病院に救急車で運ばれていると聞いております。「須坂病院を市民の健康の拠り所に」とすることについて、具体的な施策を伺います。

(5)自然・環境・定住についての公約のうち
① 人口増加プロジェクトの推進については、医療、福祉、産業、教育、雇用の場の確保等、総合的な須坂の底上げに通じるものと思います。人口増加プロジェクトの推進について、具体的な施策を伺います。

(6)未来志向型行政経営についての公約のうち
① 市民の有機的連携による総合力発揮とは何かを、具体的に伺います。
②「人材・知財」育成活用プロジェクトについて、具体的に伺います。

(7)産業についての公約のうち  
① 高付加価値の農業・工業・商業・観光の連携による産業の活性化と雇用の拡大について、具体的な施策を伺います。
② 市長は、当選翌日の記者会見で「中心市街地の活性化は必要ない」という旨の発言をされました。このことがテレビ、新聞で報道されまして、複数の市民から、私に市長の真意は何かとの問合わせがありました。
 
  中心市街地は、いわば都市の顔であるし、商店、飲食店、病院、金融機関、公共施設等が集積している。市長は、「いまあるものを大切に伸ばしていく」とよく言われるが、中心市街地は、将に「いまあるもの」であり、須坂市にとって歴史的に形成されてきた大切なものであります。

  財政的に厳しい中で、頑張っておられる商店や飲食店の皆さん、若い経営者の皆さんがこの須坂を支えております。外からユニークな出店もみられます。このような人たちに声をかけ、それこそ、市長の言われる「共創」の力で活性化を目指すべきと考えます。

  市長は、施政方針並びに予算説明の演説において、選挙期間中「行政に頼るのではなく、自分たちにできることは自分たちで行なうという自主、自律の気概を感じた」と述べられたが、これが事実であるとすれば、須坂市も捨てたものではありません。なんだか嬉しく感じました。

  未来志向型行政経営の施策として、地域が自ら地域づくり、まちづくりに立ち上がれるよう、従来どおり県の元気づくり事業支援金の活用を橋渡しするとともに、小額でもいいからもっと手軽に応募できる元気づくり事業支援金の「須坂市版」をつくる考えも必要かと思います。そこで、商業・サービス業の活性化、取り分け中心市街地の活性化について、具体的な施策を伺います。



第2章 五味池破風高原自然園のあり方についての諸課題

乳山牧場は、明治5年に五味池付近で試験放牧が開始され、明治15年には灰野牧畜改良会社が設立され、50町歩を借受け、30頭が放牧されたようです。

 最盛期には554町歩となるも、戦後は放牧頭数の減少、地区乳減少等経営難から昭和38年には豊丘財産区に移管され、更に昭和46年乳山牧場組合が設立されて運営を託されてきましたが、他地区の畜主への依頼も侭ならず放牧減少を辿り、平成20年から休牧に至っておることはご承知のとおりであります。

 市長は22日の「施政方針並びに予算説明」の主なる施策の概要の件において、観光資源の活用として、米子大瀑布「奇妙滝」遊歩道をあげられ、峰の原水道事業特別会計では、峰の原高原地区の水道水の安定供給と、下水道工事に関しての施策を述べられております。

 五味池・破風高原の観光資源の活用を引き出すことは、市長が唱えられる「体験型及び着地型観光産業の創出やプロモーション事業に寄与できる資質が十分ある謂わば宝の山であります。このまま放置すればやがては、大自然に飲み込まれ、「かって明治、大正、昭和そして平成20年まで乳山牧場茲にありき」と語り伝えられる幻の牧場になってしまいます。
 そこで
① レンゲツツジの保全について。
② 乳山牧場の牧草地の機能保持と管理について。
③ ふれあい牧場施設の維持・管理について。
④ 入山者への駐車場とトイレ等の環境整備等について。
⑤ 破風岳、土鍋山方面等への遊歩道の笹刈りの整備について。
⑥ 観光資源の掘り起こしについて。
⑦ 観光客の具体的な誘客戦略について。
⑧ これらの事業を促進するために、市の補助金とともに、豊丘財産区自身が永年に亘って積み立てた基金の有効利用について。 

五味池・破風高原の今後について、豊丘財産区の最高責任者である市長はどのようにお考えなのか伺います。



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