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佐藤 壽三郎

Author:佐藤 壽三郎
1947年8月生まれ

趣 味 囲碁・歴史考察・墨書

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千曲のかなた: 前市議会議員 佐藤壽三郎
「千曲のかなた」の由来は、郷土が全国に誇れる大河 「千曲川」と、千曲川のかなたに連なる信濃五岳、北アルプスや四方の山並を超えて遠望する私のねがいです。  「千曲のかなた」を通じて私は故郷から巣立った青年たちに熱いエールと郷里の情報をおくり続けます。「ふるさとは永久に緑なりき」と・・・
意見調整は、問題の原点に立ち返ること
       意見調整は、問題の原点に立ち返ることが最も大切なり 


平成23年9月定例会最終日を明日に控えて、この1カ月間の書類の整理に忙しい。今回はこれといって目くじらを立てるような議案もなく、平穏に議会閉会を迎えるものと思われる・・・

 昨日、今日と次々に面談に追われるが、大切なのは前向きの話し合いでしかない。



【10年前の須坂の動きから】

2002/09/29 (日) 行政手続の事後処理として捉えるべきでは?

 こんにちは、佐藤壽三郎です。
 先日、市議会で請願の取り扱いについて揉めました。粗筋は、①市を二分する体育館建設論争あった。②このことについて市民団体より凍結の請願が出されていた。③定例議会が招集された。④議会は委員会に②審議を負託した。⑤市長は一般質問に答える形で「凍結」を表明し、農振除外申請、地総債の交付申請の取下げ等一連の行政手続を為す。⑥所管委員会は②の審議をした。 ⑦本会議で願意妥当と採択する筋書きのなかで・・・
 
 小職は、⑦が行なわれる前の全員協議会で、議会に⑤の事実認定がある以上、②を⑦の手続として処理するのはおかしい。これは法手続において矛盾があると異議を唱えた。その折、議員を永く務める議員から、「一般質問での市長の答弁には執行力がない。」という意味の反論がなされた。

 小職は唖然としました。これが永続議員の法的感覚か?一般質問も広義の本会議であり、一般質問は決してオチャラカシではない。市民受けするためのパホーマンスの場でもない。後日、活字になった議会議事録を読み返せば、登壇議員が如何に問題を捉え、解決策を調査し、且つ主張し、市長がそのことについて、答えているかを読み取るべきである。問題の提起ばかりでは市民も納得しない。況や、市長が本会議場で「凍結」と言明した以上、その発言に重きがあればこそ、NHK,SBC、信濃毎日新聞、STV、須坂新聞等マスコミが報道したではないか。これをオチャラカシというは、議会の冒涜も甚だしい僭越な発言ではあるまいか・・・

 さて本論にもどるが、小職と元議長の意見を無視意して、⑦の手続を終えて9月議会は閉会した。余りの議会の筋のなさを悔いている。

 ②については、⑤の行為がなされた以上、議会は④を取消すべきであった。これが道理として理解できず、何の措置もできなかった議長・副議長、所管の委員長ならびに所管の職員の責任は重い。

 議会は屁理屈に翻弄されてはならない。なぜならば、屁理屈は所詮「ためにする論理」であり、後日そのプロセスが公表されたとき、良識ある市民から受け入れられないこととなるからである。行政手続での解釈の歪曲や手続の飛躍は許されないのでは。これからは議会の議決も市民の代表の場の市民感覚での議決は許されない。明らかに違法性を帯びる議決は、良識ある市民の訴えにより司法の場に引き出される時代が来る。法廷では屁理屈は一切通用しない。市議会議員はもっと法的感覚を研ぎ澄まさねば、市民の代弁者たる議員の使命を全うできない時代となるだろう。






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